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龍よ、狼と踊れ Dragon,Dance with Wolves ゲネプロレポート  [演劇部!]

17.03.15up!

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龍よ、狼と踊れ Dragon,Dance with Wolvesゲネプロレポート

2017年3月8日から渋谷 CBGK シブゲキ!!にて絶賛上演中の
「龍よ、狼と踊れ Dragon,Dance with Wolves」のゲネプロ観劇レポート!
 

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伝説剣豪×新選組
誰も知らなかった幕末がここにある

侍を夢見る少年、ハジメ。
彼は主より、「清の姫を長州志士から護衛せよ」と密命を受ける。
長州志士と敵対する新撰組。
ハジメと姫を導く男、坂本龍馬。
彼らの前に立ちはだかるのは
佐々木小次郎、武蔵坊弁慶、石川五右衛門ら、とうに死んでいるはずの伝説の剣豪達。
刀と刀で紡ぐ、新解釈幕末転生エンターテイメント活劇。
これは、誰よりも国を守ろうとした、狼たちの物語。

従来の舞台製作の概念にとらわれない新たなプロジェクトとして、
原作にイシイジロウ、脚本・演出には2.5次元舞台でも高い評価を受けている松崎史也。
キャラクターデザインにはスーパーストリートファイターシリーズを手掛けた西村キヌ,
絶賛放映中のアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の音楽を手掛けている横山克など
各界からトップクリエイターが集結した本作品。

―――

新解釈の幕末で繰り広げられる新たなボーイミーツガール。
少年と少女は何を信じ、何を想い動乱の幕末を駆け抜けるのか――。

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▲ハジメ(演-赤澤遼太郎)
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▲麗貴人(演-對馬桜花)

ハジメを演じるのは今作が初主演の赤澤遼太郎、
ヒロインの清の姫、麗貴人は演技初挑戦の對馬桜花だ。
日本を守るために奔走するふたりのまっすぐで嘘のない熱演には思わず胸を打たれた。

そんなふたりのまっすぐさは物語の中でも’誠の武士’たちを奮起させていく。

「俺は何があろうと主君の命を守る。それが侍だ。」


龍よ、5.jpg▲坂本龍馬(演-萩野崇)
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▲フラン(演-前島亜美)

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▲土方歳三(演-谷口賢志)
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▲石川五右衛門(演-村田洋二郎)



フレッシュな主演たちの脇を固める個性豊かな俳優たちの熱気や
キーパーソンである坂本龍馬を演じる萩野崇の迫力は凄まじさも必見だ。
 

個性豊かなキャラクターが織りなす圧巻の立ち回り。
そこから溢れ出る侍たちの熱い想いが観客を魅了していく。

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▲藤堂平助(演-川隅美慎)、フラン(演- 前島亜美)
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▲土方歳三(演-谷口賢志)、坂本龍馬(演- 萩野崇)
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▲近藤勇(演- 加藤靖久)、堀部安兵衛(演-三上俊)
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▲土方歳三(演-谷口賢志)、丸目蔵人(演-竹内諒太)


誇り高き騎士の精神を背負うフラン(演-前島亜美)は西洋風の美しい剣裁きを魅せた。
そこから主君を守りたいという意志の強さが、はっきりと感じ取れた。

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▲佐々木小次郎(演-鐘ヶ江洸)
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▲沖田総司(演-青木空夢)


「山南さん、僕は知りたいんだ。
この国に僕より強いやつがいるのか。敵を全部倒したら、土方さんと近藤さんだ」


強く、もっと強くありたいとがむしゃらに戦いを求める沖田総司(演-青木空夢)、
フランやハジメの想いを目の当たりにして、
誠を背負うという覚悟を固めていく土方歳三(演-谷口賢志)や藤堂平助(演-川隅美慎)ら新選組の姿もまた素敵だ。

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▲土方歳三(演-谷口賢志)、近藤勇(演-加藤靖久)、山南敬介(演-松崎史也)

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▲原田左之助(演-新田健太)

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▲永倉新八(演-澤田拓郎)
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▲葛木伊織(演-田口涼)
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▲藤堂平助(演-川隅美慎)、ハジメ(演-赤澤遼太郎)
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▲フラン(演-前島亜美)


さらに、大太刀を華麗に操る佐々木小次郎(演-鐘ヶ江洸)や
下駄を履いたまま槍を振り回す武蔵坊弁慶(演-高橋光)や、
キレると豹変する堀部安兵衛(演-三上俊)など個性豊かな伝説の剣豪たちの気迫にはただ圧倒されるばかりだ。
 

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▲堀部安兵衛(演-三上俊)
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▲武蔵坊弁慶(演-高橋光)
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▲宝蔵院胤舜(演-船木政秀)、丸目蔵人(演-竹内諒太) 
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▲岩倉具視(演-ウチクリ内倉)、トーマス・グラバー(演-鈴木ハルニ)
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▲天子(演-北上史欧)、麗貴人(演-對馬桜花)、ハジメ(演-赤澤遼太郎)
 



「俺たちは侍だ、バカ野郎。」

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衝撃の連続で繰り広げられる新解釈幕末転生エンターテイメント活劇、
戦いのさなかで侍を夢見る少年ハジメが最後に見たものとは――。

 

 

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「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~三百年(みほとせ)の子守唄~」ゲネプロレポート  [演劇部!]

17.03.05up!

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「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~三百年(みほとせ)の子守唄~」ゲネプロレポート

 

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2017年3月4日から渋谷 AiiA 2.5 Theater Tokyoにて絶賛上演中の
「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~三百年(みほとせ)の子守唄~」ゲネプロレポート!
名だたる刀剣が戦士の姿となった“刀剣男士”を収集・育成する同名ゲームをミュージカル化した本シリーズの3作目が、2017年3月4日東京(AiiA 2.5 Theater Tokyo)にて開幕した。
 
 
 

“私は、そうだなぁ、今日から服部半蔵として生きることにしよう―――”
 

―――天文11年12月、三河・岡崎城付近。
にっかり青江と大倶利伽羅は、遠征から戻る道中、予期せぬ時間遡行軍の襲撃に遭遇し城内へと向かった。
そこでは、松平軍と時間遡行軍との乱戦が繰り広げられ、
松平軍の重臣たちが次々と討ち死にしていく中、
瀕死の状態にある松平広忠は、その胸に赤子を抱き守っていた。

一方、審神者の命で刀剣男士が集められ、石切丸を隊長に、蜻蛉切、物吉貞宗、千子村正という編成が組まれていた。
彼らの赴く地は遠征中ににっかり青江と大倶利伽羅のいる三河・岡崎城。そこで彼らを待ち受けていたものとは…
 
 
 
争いごとが苦手な刀剣男士の葛藤
 

石切丸を演じるのは1作目にも出演をした崎山つばさ。
1作目では佐藤流司演じる'加州清光'が隊長として率いる部隊の一員として阿津賀志山に遠征に赴いたが、今作では隊長として部隊を率いる。
前作の戦いを経て、戦より神事のほうが得意な石切丸が隊長としてどのように刀剣男士や人間と向き合い、主命を遂行していくのかが見どころの一つ。
そんな石切丸を支えるのは今作初登場の荒木宏文演じる'にっかり青江'。
美しい容貌と優しそうな笑みの内にある刀としての佇まいは魅力的だ。
隊長として出陣した石切丸の成長した殺陣や、にっかり青江の美しい戦闘シーンは迫力満点。
 
 
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ミュージカル『刀剣乱舞』の魅力のひとつは一度聴くと耳から離れなくなるようなキャッチーな楽曲。
今回は歌手として活動している太田基裕やspiといった新たな役者が入ったことで、歌に深みが増した。
前作と同じくメインテーマ曲の『刀剣乱舞』を新しい部隊で歌うほか、『勝利の凱歌』という新たな出陣の曲が力強く響く。
太田基裕演じる'千子村正'のソロ曲『脱いで魅せまショウ』はキャラクターらしさが全面に出た妖艶な曲であるのに対し、
もう1つの『可惜夜(あたらよ)の雲』はしっとりとしたテイストで歌い上げる。
また、spi演じる'蜻蛉切'のソロ曲『ただ、勝つために』はとにかく圧巻。
 
 
 
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刀剣に宿った付喪神が人の姿で生き、命を育てるということ。

家臣となり、家康やその嫡男・信康を育てる刀剣男士。
2世代にわたって人の成長をみまもっている彼ら、刀剣男士にとってはあっという間のことなのだろう。
そんな、人間として生きる月日の流れを『かざぐるま』という曲で思い出深く語られる。
 
 
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安定の演技力を見せるのは、家康を演じる鷲尾 昇。
家康の人柄が伝わり、大野瑞生演じる信康との親子の掛け合いや
高根正樹演じる吾兵がとの関係性など'人間側'の愛おしさもまたミュージカル『刀剣乱舞』の魅力のひとつだろう。
ミュージカル『刀剣乱舞』としては初となる子役キャストの可愛さにも癒される。
 
 
そんな中、横田龍儀演じる'物吉貞宗'の笑顔はまさしく幸運を運んでくるかのような優しい笑顔だ。
幸運の王子と呼ばれる物吉貞宗と家康との掛け合いにも注目したい。
 
 
 
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そして、財木琢磨が演じるのは必要以上の馴れ合いを嫌う'大倶利伽羅'。
そんな大倶利伽羅や、過去に幼子の霊を斬ったことで神刀になれなかったにっかり青江が
人の姿で家康や信康を育て守っていく姿は物語をどう左右するのか。
 
 
 
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2部は過去作同様、約40分のライブとなる。
囲み取材にて、石切丸役の崎山つばさは、
「阿津賀志山異聞では紐、新撰組は扇子、我々は何かを楽しみにしていてください」と語り、
演出の茅野イサムは「年齢層が高いので今までよりもかなり大人ステージになっていると思います。」と取材陣に答えた。
 
1部とは違った魅力あるパフォーマンスに是非ご期待ください。
 
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■カナイスト号

ミライカナイ演劇部の記事です。