トップ > 「演劇部!」

「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~三百年(みほとせ)の子守唄~」ゲネプロレポート  [演劇部!]

17.03.05up!

このエントリーをはてなブックマークに追加




「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~三百年(みほとせ)の子守唄~」ゲネプロレポート

 

TOUKEN_.jpg

2017年3月4日から渋谷 AiiA 2.5 Theater Tokyoにて絶賛上演中の
「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~三百年(みほとせ)の子守唄~」ゲネプロレポート!
名だたる刀剣が戦士の姿となった“刀剣男士”を収集・育成する同名ゲームをミュージカル化した本シリーズの3作目が、2017年3月4日東京(AiiA 2.5 Theater Tokyo)にて開幕した。
 
 
 

“私は、そうだなぁ、今日から服部半蔵として生きることにしよう―――”
 

―――天文11年12月、三河・岡崎城付近。
にっかり青江と大倶利伽羅は、遠征から戻る道中、予期せぬ時間遡行軍の襲撃に遭遇し城内へと向かった。
そこでは、松平軍と時間遡行軍との乱戦が繰り広げられ、
松平軍の重臣たちが次々と討ち死にしていく中、
瀕死の状態にある松平広忠は、その胸に赤子を抱き守っていた。

一方、審神者の命で刀剣男士が集められ、石切丸を隊長に、蜻蛉切、物吉貞宗、千子村正という編成が組まれていた。
彼らの赴く地は遠征中ににっかり青江と大倶利伽羅のいる三河・岡崎城。そこで彼らを待ち受けていたものとは…
 
 
 
争いごとが苦手な刀剣男士の葛藤
 

石切丸を演じるのは1作目にも出演をした崎山つばさ。
1作目では佐藤流司演じる'加州清光'が隊長として率いる部隊の一員として阿津賀志山に遠征に赴いたが、今作では隊長として部隊を率いる。
前作の戦いを経て、戦より神事のほうが得意な石切丸が隊長としてどのように刀剣男士や人間と向き合い、主命を遂行していくのかが見どころの一つ。
そんな石切丸を支えるのは今作初登場の荒木宏文演じる'にっかり青江'。
美しい容貌と優しそうな笑みの内にある刀としての佇まいは魅力的だ。
隊長として出陣した石切丸の成長した殺陣や、にっかり青江の美しい戦闘シーンは迫力満点。
 
 
touken_13a.jpg
touken_7a.jpg
touken_14a.jpg
 
 
ミュージカル『刀剣乱舞』の魅力のひとつは一度聴くと耳から離れなくなるようなキャッチーな楽曲。
今回は歌手として活動している太田基裕やspiといった新たな役者が入ったことで、歌に深みが増した。
前作と同じくメインテーマ曲の『刀剣乱舞』を新しい部隊で歌うほか、『勝利の凱歌』という新たな出陣の曲が力強く響く。
太田基裕演じる'千子村正'のソロ曲『脱いで魅せまショウ』はキャラクターらしさが全面に出た妖艶な曲であるのに対し、
もう1つの『可惜夜(あたらよ)の雲』はしっとりとしたテイストで歌い上げる。
また、spi演じる'蜻蛉切'のソロ曲『ただ、勝つために』はとにかく圧巻。
 
 
 
touken_1a.jpg
touken3_a.jpg
 
 


刀剣に宿った付喪神が人の姿で生き、命を育てるということ。

家臣となり、家康やその嫡男・信康を育てる刀剣男士。
2世代にわたって人の成長をみまもっている彼ら、刀剣男士にとってはあっという間のことなのだろう。
そんな、人間として生きる月日の流れを『かざぐるま』という曲で思い出深く語られる。
 
 
touken_9a.jpg
 
 
 
安定の演技力を見せるのは、家康を演じる鷲尾 昇。
家康の人柄が伝わり、大野瑞生演じる信康との親子の掛け合いや
高根正樹演じる吾兵がとの関係性など'人間側'の愛おしさもまたミュージカル『刀剣乱舞』の魅力のひとつだろう。
ミュージカル『刀剣乱舞』としては初となる子役キャストの可愛さにも癒される。
 
 
そんな中、横田龍儀演じる'物吉貞宗'の笑顔はまさしく幸運を運んでくるかのような優しい笑顔だ。
幸運の王子と呼ばれる物吉貞宗と家康との掛け合いにも注目したい。
 
 
 
touken_10a.jpg
 
touken_11a.jpg
 
 
そして、財木琢磨が演じるのは必要以上の馴れ合いを嫌う'大倶利伽羅'。
そんな大倶利伽羅や、過去に幼子の霊を斬ったことで神刀になれなかったにっかり青江が
人の姿で家康や信康を育て守っていく姿は物語をどう左右するのか。
 
 
 
touken_4a.jpg
 

ーーーーーーーーーーーーーー

 
2部は過去作同様、約40分のライブとなる。
囲み取材にて、石切丸役の崎山つばさは、
「阿津賀志山異聞では紐、新撰組は扇子、我々は何かを楽しみにしていてください」と語り、
演出の茅野イサムは「年齢層が高いので今までよりもかなり大人ステージになっていると思います。」と取材陣に答えた。
 
1部とは違った魅力あるパフォーマンスに是非ご期待ください。
 
続きを読む

前の5件 1  2  3

PROFILE

■カナイスト号

ミライカナイ演劇部の記事です。